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そもそも

2024.09.26(2024.09.30 更新)

こんにちは。
加賀デバイスのQuectel Teamです。
そもそも、それって何?を掲載致します。
ご不明点ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

セルラーLPWAとは?

1.LPWAとは「Low Power Wide Area」の略で、日本では「低消費電力広域通信」などと訳されます。
 LPWAと同義語として、LPWAN (Low-Power Wide-Area Network) と呼ばれる場合もあります。
2.LPWAは、大きく「アンライセンス系」と「ライセンス系」の2つに分類されますが今回は「ライセンス系」について
 紹介します。
・ライセンス系LPWAとは、大手通信事業者が国から免許を受けてLTEの周波数帯を使用するLPWAで既存の携帯電話帯域
 (セルラー通信)を用いる規格のためセルラー系とも呼ばれています。
・キャリア事業者の基地局と通信網を利用するセルラーLPWAにはLTE Cat.M(LTE-M)とLTE Cat.NB(NB-IoT)の2つの規格が
 あり両規格ともLTEの周波数帯域(700MHz-3.5GHz)の空き帯域を使用します。

3.LTE Cat.M(LTE-M)
 LTE Category Mの略称で、LTE-M(LTE for Machine-type-communication)とも呼ばれます。
 最大速度は上り/下りともに1Mbpsで、通信距離は最長で約10kmあります。音声通信も可能です。
 また徒歩やクルマなどでの移動中であっても通信が可能であり通信頻度やデータ量を調整することでバッテリー寿命を
 延ばすことができます。
 用途として子供の見守端末や物流貨物のトラッカーなど移動しながら位置情報を伝えるIoTデバイスがあげられます。
4.LTE Cat.NB(NB-IoT)
 Narrow Band IoTの略称で最大速度は数十kbpsと低速ではありますがデータ量が少ないIoTデバイスに適しています。
 移動中での通信には用途として不向きですが、固定設置したスマートメーターや環境センサーを用いた遠隔監視
 防犯・警報機能を持ったIoTデバイスに適しています。
5.セルラーLPWAの利点
 ①既存インフラの活用: 携帯キャリアの既存のLTEネットワークを利用するため、新たなインフラ投資が不要
 ②高いセキュリティ: 携帯ネットワークのセキュリティプロトコルを利用するため安全性が高い
 ③グローバルローミング: 海外でも同じ規格を利用できるため国際的なIoTデバイスの運用が容易
 など

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