MEEQ SIMを使ってみた

こんにちは。加賀デバイスのNordic Teamです。 2024年5月に弊社の親会社である加賀電子株式会社が ミーク株式会社様 に出資を行いました。   ミーク株式会社への出資に関するお知らせ ミーク株式会社様では直感的なコンソール画面を通じて、簡単にIoT向け通信サービスを購入/決済/登録/管理ができるNoCode IoT/DX Platformを展開しています。また、国内の主要3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)に加え、海外約180の国・地域で利用可能なSIMを用意されています。プランも低価格のものから大容量データを扱えるものなど様々なプランを用意しています。 また、ミーク株式会社様の動作確認済みデバイスにNordic Semiconductor社のnRF9160およびnRF9151が登録されています。   動作確認済みデバイス 今回のコラムではミーク株式会社様から検証用のSIMを入手しましたので早速試してみたいと思います。 ◢◤アカウント作成 まずはアカウントの作成です。アカウント作成は MEEQコンソール から行います。 “初めてMEEQをご利用するお客様はこちら” から登録を行います。コンソールの操作方法については右上の “?” から各種ドキュメントが確認できます。 必要事項を入力して下部にある “登録する” を選択します。“登録する” を選択してからしばらくすると先ほど入力したメールアドレス宛に 認証コード と 登録用のURL のメールが届きます。 URLを開き、認証コードを入力したら登録完了となり、MEEQのコンソール画面へと遷移します。 ◢◤コンソール画面 つづいて検証用SIMのアクティベーションです。コンソールの上部にある “SIM” のタブを選択すると “検証用SIMアクティベーション” が表示されます 必要事項を入力して “登録する” を選択します。登録に必要なPassWord、電話番号、製造番号/ICCIDはSIMカードに記載されています。 登録が終わると下記のように申請ステータスが “申請依頼中” となります。 この状態ではSIMのステータスが “未アクティベーション” 状態なのでまだSIMは使えません。 しばらく待つと申請ステータスが “完了” となります。 申請が完了するとSIMのステータスも “利用中” になります。 ◢◤動作確認 SIMが利用可能な状態となったので実際に動作確認をしてみたいと思います。評価環境は下記です。   Hardware:nRF9151 DK  Software:Serial…

nRF Cloud その5 -Massage-

こんにちは。加賀デバイスのNordic Teamです。 nRF Cloudコラムシリーズですが、今回はMessageの機能ついて記事を書きたいと思います。 Messageの機能と言っても細かく分けると、下図のようにMessage、Alart & Log、Shadowなど用途に分けて様々なデータの送り方が存在します。 それでは1つずつの機能を見ていきたいと思います。 Message機能の確認には下記環境を使用しました。 ハードウェア:nRF9151 DKソフトウェア:nRF Cloud multi-service ◢◤①Message Device(nRF91xxなど)からnRF CloudにMessageを送るときはMQTT APIやREST APIを使用します。送られてきたデータはnRF Cloudに30日間保存されます。   Sending device messages DeviceからnRF Cloudに送られてきたMessageは下記のようにTerminal部分に表示されます。 nRF Cloudに保存されたデータは、Application serverからMQTT APIやREST APIなど使い読み出します。   Retrieving device messages また、nRF CloudからDeviceに対してMessageも送ることが可能です。 nRF Cloud multi-serviceでは指定されたフォーマットでATコマンドをリモートで実行することが出来ます。 注:プロトコルがMQTTになっている必要があります。   Remote execution of modem AT commands (MQTT only) nRF CloudからDeviceに対してMessageを送るにはTerminalの下部にあるテキストボックスを使用します。ドキュメントに記載のフォーマットに従い下記コマンドを入力してその応答を確認してみます。今回はAT%XMONITORコマンドで試してみます。   入力コマンド:{“appId”:”MODEM”,”messageType”:”CMD”,”data”:”AT%XMONITOR”} 応答はTerminal部分で確認が出来ます。   ◢◤②Alart & Log Messageに似た機能で Alart &…