nRF54LM20 DKの使い方

こんにちは。加賀デバイスのNordic Teamです。 今回のコラムでは先日量産を開始したnRF54LM20 DKの使用方法についてご説明いたします。 Note:nRF54LM20 DK と nRF54L15 DKの使用方法は同じです。    本コラムはnRF54LM20 DKで初めてnRF54LシリーズのDKを使用される方向けです。 過去に、nRF52シリーズやnRF53シリーズのDKを見たことがある・評価したことがある方からすると形状や構成が大きく変わっている事に気付くと思います。 nRF52シリーズではDK上に多数のモード切替スイッチが存在し、電源(USB/外部電源)の切り替えやLEDなどへの電源ラインのON/OFFが可能でしたが、nRF54LM20 DKには電源ON/OFFのスイッチしかありません。 nRF54LM20 DKではパソコンとUSBケーブルで接続し、パソコン上のツール『Board Configurator』で設定を切り替えます。 nRF54LM20 DKの初期設定は下記のようになっています。 ■virtual COM Port(VCOM)の設定 DKをUSBケーブルでパソコンに接続した際のVCOMの有効/無効を切り替えます。<デフォルト設定>・Connect port VCOM0 : 有効・VCOM0 HWFC autodetect lines:有効 ・Connect port VCOM1 : 有効・VCOM1 HWFC autodetect lines:有効 ■LEDの設定DK上のLED0~3を使用する(電源を供給する)かそのGPIOを他の用途で使用するかを切り替えます。<デフォルト設定>・LED Power:LED ■デバッガ設定DK上のデバッガの有効/無効を切り替えます。<デフォルト設定>・software debugger(SWD): 有効 ■外部Flashの設定外部Flashの有効/無効を切り替えます。<デフォルト設定>・External memory:有効 ■nRF54LM20の供給電圧設定DK上では電源管理ICであるnPM1300がUSBからの給電を受け、nRF54LM20のVDDに電源(VOUT1)を供給しており、その電圧を設定します。(VOUT2は外部Flash等の電源に使用されます) <デフォルト設定>・VDD_NRF(nPM VOUT1) and VDDIO(nPM VOUT2) :1.8V 各機能はクリック(VDDはスライド又はタイピングも可)することで設定を変更します。設定を変更した後、「Write config」をクリックすることで設定をDKに書き込みます。(変更した箇所やwrite configに青い丸印がつきます) これで変更完了です。デフォルトに戻したいときは「Load…

nRF91シリーズの消費電流測定

こんにちは。加賀デバイスのNordic Teamです。 Nordicが提供する消費電流測定ツールPower Profiler KitⅡ(PPK2)を使用したnRF91シリーズの消費電流測定方法について過去掲載したコラム内容を纏めましたので、改めてご紹介致します。   コラム:Nordic  Power Profiler KitⅡ(PPK2)によるnRF9160の電流測定【追記】  コラム:nRF9151の消費電流    ◢◤PPK2とPower Profilerアプリ PPK2はあらゆるターゲットボードの電流をリアルタイムに測定可能な、手頃で柔軟性のあるツールです。電流測定はnRF Connect for Desktopの中にあるPower Profilerというアプリと併せて使用します。   Power Profiler Kit II   Power Profiler app PPK2とPower Profilerアプリを使用することで2通りの電流測定が可能です。   Source Meter mode:PPK2から電源を供給して電流を測定            0.8V〜5.0V の電圧を供給しながら最大600mAまでの電流測定が可能  Ampere Meter mode:PPK2に流れている電流を測定             耐電圧は 0.8V〜5.0Vで最大1Aまでの電流測定が可能 どちらのmodeでも電流値の測定分解能は同じなので、システムや測定したい電流値に合わせてmodeを選択して頂ければと思います。    ◢◤接続方法 PPK2の接続方法をnRF9151 DKを例にしてご紹介します。  〇Source Meter mode Source Meter modeでは、PPK2とターゲットボードを2線(電源供給用×1、GND×1)で接続します。    〇Ampere Meter mode Ampere Meter modeでは、PPK2とターゲットボードを3線(電流経路用×2、GND×1)で接続します。 Power Profilerアプリは、接続方法にあわせてPOWER SUPPLY…